瞑想は良いものだと言われています。あるアメリカの研究では、瞑想は脳に良い影響をもたらすことが分かってきました。脳細胞が増加し、それによって記憶力が向上し、ホルモンの分泌によって幸福感も増えるそうです。その効果を狙って、大手企業が瞑想を社員教育に導入する事例もあるようです。
瞑想をするとストレスが解放されて、穏やかな気持になると実感する瞑想者もいます。身体が十分に休息し、思考が冴え渡ることもあるでしょう。瞑想の効果は個人差がありますが、実際にこうした経験をする人は少なくありません。そう経験すれば、瞑想をすることは自分にとって良いことだと感じるでしょう。
ただ、そうした効果だけなら、何も瞑想でなくてもいいのかもしれません。身体や心に良い影響を与える方法は、瞑想の他にもたくさんあります。
瞑想は大昔から行われてきました。２５００年前に仏陀は瞑想によって悟りを得ました。悟りとは自分自身の真理を如実に知ることです。この自分自身を悟るということが、瞑想によってもたらされる最大の効果です。
この悟りを得るために、瞑想以外の方法で取り組むことは困難を極めます。瞑想することが、他の方法では成し得ない、悟りの可能性を高める最も効果的な手段なのです。
なぜ私たちは自分自身を悟らなければならないのでしょうか。それは誰が生きているの分からなければ、人生で何かを得ても、それが誰にもたらされたのか分からないということになるからです。それでは、人生そのものの意味が何もないということになってしまいます。
私たちはあるがままの本当の自分（真我）を知らないでいます。いま自分だと思っている身体や心はあるがままの本当の自分ではありません。それはその考え方でも行いでもありません。
もし、いま自分だと思っているものが自分として疑問がなければ、本当の自分自身を探そうなどとは思わないでしょう。しかし、自分がいったい誰なのかが分からなくなったとき、私たちはそれをきっかけとして、瞑想によって本当の自分自身を見つけることを始めていくことになります。
瞑想をすれば、すぐに本当の自分自身を見つけられるかというと、それほど簡単なことではありません。いままでこの身体や心が自分だと思ってきたため、私たちはそれを自分ではないとすることに抵抗してきます。
私たちの身体や心は幸せになるために安らぎや豊かさを求めています。しかし、私たちは瞑想で見つけようとしている本当の自分とは、どうもそういうものではないらしいと気づきます。
瞑想初心者は瞑想すれば神秘的な経験ができると思っています。しかし、どれだけ瞑想しても、期待する経験は起こりません。宇宙との統合やカルマを全解放するような奇跡的な力が現れることもなく、神々や天使たちが守護してくれることもありません。
もし瞑想中に神秘体験があったとしても、それを何度も経験しているうちにそれ以上のことがないため飽きてきます。それに、瞑想すれば都合よく人生にいいことばかりが起こるわけでもありません。結局、瞑想しても私たちに与えられるものは何もないということです。もし、瞑想しても自分に与えられるものは何もないと知れば、ほとんどの人が瞑想から離れてしまうでしょう。
瞑想が自分の人生に何かしらの価値を与えてくれると期待する限り、あるがままの本当の自分を悟ることは難しくなります。あるがままの本当の自分を悟るという、この単純で簡単なことを難しくしているものは、私たちの習慣としてある何かの価値を求めてしまうところにあります。そのため、いつまでも本当の自分自身を心の奥に仕舞い込んだまま、誰が生きているのかも知らずに、方向を見失ったまま人生を送っていくのです。
本当の自分を悟ることは、瞑想していれば自然に起こることではありません。正しい方向にむいて瞑想をしなければ、すぐに横道にそれていきます。そして、その横道に入れば、瞑想することに迷いが生まれたり、悟りなど無価値で無意味だと結論づけたくなります。もっと現実的な世界に人生の時間を使いたいと思うかもしれません。
空風瞑想は本当の自分への正しい方向にむけて瞑想していきます。そこでその理解を妨げるどんな壁に阻まれても、この方向を曲げることはありません。それを瞑想の智慧によって乗り越えていきます。
いくつかの段階を経て、私たちは必ずあるがままの本当の自分に目覚めます。それはスピリチュアルなファンタジーではありません。どんなことよりも現実感をもってそれは訪れます。もし、自分自身のことがよく分からず、それを知りたいという気持ちがあるなら、この空風瞑想を始める準備ができています。
空風瞑想は本当の自分を悟るための瞑想プログラムです。この瞑想プログラムはその悟りのために、第一瞑想、第二瞑想、第三瞑想の３段階構成になっています。この３段階の瞑想プログラムの中で本当の自分という真我への理解を進めていきます。
そこで本当の自分が誰かを見つけたならば、それが意識の目覚めです。その時の自分は人生に苦悩をもたらしているどんなカルマをも超えて存在しています。この瞑想の実践ではそうして自分自身が目覚めた意識だと理解する道を歩んでいきます。
本当の自分（真我）を知るためには、自らの内にその存在を認める必要があります。本当の自分とは空想やイマジネーションの存在ではなく、現実的なものです。まずは、その存在を瞑想の中で確かにしていきます。
第一瞑想ではそのための瞑想の技術をお伝えしていきます。この瞑想は何も考えずにじっとしているものではありません。瞑想中にはやることがあり、注意深くそれに取り組んでいきます。これは心の中でのトレーニングであり、かなり修行的です。ここで一瞥体験を超えた認識を確立していきます。第一瞑想のゴールは、自分とは誰なのかを明確にすることです。
※第二瞑想の伝授を受けるためには、第一瞑想の瞑想セッションを5回以上受講する必要があります。
本当の自分とは真我であるという認識が確かになった後にも、自我はまだ残っています。この自我の問題をクリアにしていかなければ、自分の中で混乱が起こることになります。自分とはひとりだけであり、自我と真我の両方とすることはできないからです。
そのためには、自我とは何かを理解する必要があります。これにも瞑想のトレーニング方法があり、それに則って確認を進めていきます。それによって、自我から真我へと自分の認識が完全に移ります。
これは自我の背負っていたカルマの全解放をも意味します。この段階は、いままでの自分についての定義が変わってしまうため、自分を取り巻く世界の構図がダイナミックに変わるパートになります。
※第三瞑想の伝授を受けるためには、第二瞑想の瞑想セッションを5回以上受講する必要があります。
第三瞑想では、自分とは真我であるという真実を、世界との関係性において、より深く掘り下げていきます。真我とは完全に静止していて、あらゆる世界の現象から影響を受けることがありません。
世界では常識だった概念も、真我にはまったく通用しなくなります。矛盾と二重性にあふれていて、言葉で説明するのが困難になります。そんな真我と世界がどのように関係しているのかは、自分は真我であるという揺るぎない認識が不可欠になります。
もちろん、第二瞑想で自我の問題をクリアにしなければ、決して理解することができないパートです。一足飛びにこの段階に取り組むことはただ混乱を招くだけでしかありません。
とても理解するのが困難なパートですが、ここで真我の奥深さを知ることになり、世界における様々な疑問が氷解する段階でもあります。
第一瞑想から第三瞑想のそれぞれの瞑想法伝授の際にはプージャ（マスターへの感謝の祈り）を行います。
伝授当日に生花６本、果物３つをお持ちいただきますようお願いします。
費用は次のとおりとなります。
・第一瞑想伝授費 30,000円
・第二瞑想伝授費 30,000円
・第三瞑想伝授費 30,000円
※全国各地への出張での伝授も行っています。ご希望の方はお問合せください。
※社員研修等のグループで瞑想をご検討の場合、ご相談を承っています。
瞑想伝授後は必ず瞑想セッションにご参加ください。瞑想法の伝授だけで本当の自分を理解することはできません。瞑想を積み重ねていくことによって意識への理解は少しずつ進んでいきます。
意識であるとはどういうことなのか、瞑想でどこにポイントを置けばいいのかは、そのときの瞑想者の理解によって変わってきます。 定期的に瞑想セッションに参加することで、いつも最新で適切なインストラクションを受け取ることができます。
瞑想セッションは個人セッションとしています。自分の瞑想の疑問や問題点を他の人に気を使うことなく解決することができます。瞑想セッションに参加している方は確実に意識への理解が早くなっていきます。月に2回～4回程度の参加が理想的です。
日程：調整にて（ご希望の日時をお知らせください）
会費：3,000円（2時間程度）
◎ ジャプーヒーリング＆瞑想個人セッション
ジャプーヒーリング（スモーク）と瞑想セッションを合わせて行います。
会費：3,000円（1時間程度）※ドネーション歓迎
◎ 瞑想リトリート
不定期でグループ瞑想と滝行のリトリートを行っています。
空風瞑想とはどんなことをするのか知りたい方のために説明会を行っています。基本的に瞑想伝授前に受けていただいています。十分に納得した上で、瞑想をはじめることができます。
日程：ご希望の日時またはスケジュールに記載の日時
会費：3,000円（2時間程度）
※1名のお申し込みから開催いたします。
※説明会後に伝授のお申し込みをされた方は無料になります。
※後日、瞑想伝授を申し込まれた方は伝授会費から瞑想説明会会費を差し引きいたします。
※オンラインでの説明会も可能です。