かみむすび(32)美しい世界

美しい音は私の心を透明な水で満たしていく。

乾いた私は美しい音を探して砂漠をさまい歩く。

そうして透明な水を湛える湖に身体を沈めることを夢見る。

風も吹かない静かな夜に。


美しい景色は私の心を朝の光で満たしていく。

闇深い私は美しい景色を探して深海をさまよい泳ぐ。

光が降り注ぐ雲上の空に身体が溶けることを夢見る。

流れもない静かな時に。


静かな夜に、私は最も美しい音は無音だと気づいた。

私はいつでも透明な水で満たされていた。

静かな時に、私は最も美しい景色は星のない闇だと気づいた。

私はいつでも果てしない空に溶けていた。


世界はいつも音を奏で、景色を描き出している。

私はいつでもそこにいる。

私は無音であり、星のない闇夜なのだ。

私はそこにいて世界に美しさを捧げている。


空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。