その魂は果てしない旅の終わりに(14)
あなたはこの状況を観察して、あることに気づいた。
存在からマインドというエネルギーが起こっている。
つまり、存在とマインドは分離されているのではなく、
動いている存在がマインドであり、動いていないマインドが存在なのだ。
-
それらは分離しているどころか、
密接につながっていて決して切り離すことなどできない関係性にあった。
つまり、これは存在という感覚があってもいいということになる。
その感覚さえも存在を発現点としてつながっているのだ。
-
マインドである自分が本当の自分を探して存在に行き着いた。
そしてマインドである自分は存在へと変容する。
変容するというよりも、それは元の自分の場所に戻るような感じだ。
そもそも自分とは存在だったのだ。
-
そこであなたは存在になった。
あなたは身体でもマインドでもなくなった。
つまりあなたは人間でさえもないということだ。
-
人間は魂の器を満たす行為者だった。
あなたは行為者ではなくなった。
行為者がいなくなれば、魂にはその意味がなくなる。
-
あなたの魂はどうなったのだろう。
あなたから切り離されて永遠に虚無へと落ちてしまったのだろうか。
あなたが存在だと知ることは魂も存在だと知ることだ。
魂は暗闇の宇宙をさまようことも、人間として地球で体験を集める必要もなくなった。
-
もちろんあのループさえ必要ない。
あなたの魂は存在なのだ。
自分は存在であること、これが魂の果てしない旅の終わりだった。
-
魂は器を満たすものを見つけて、それになったのだ。
そして、それは決して吐き出されることがない。
魂はその使命を終えて消え去った。
0コメント