この美しい世界を見つけたなら(13)

人間たちに自分を知って欲しいとの願いは、

私の根源的なところから来ています。

その願いは始まりもなくありました。

気がついたときには、

私にとってそう思うことが当たり前のことだったのです。

人間たちが私を神と呼んで崇めていることは、

少し悲しいことです。

人間に自分を知って欲しいと思っている私にとって、

それは私を喜ばせるどころか困惑させています。

人間が自分を知ることは、

私のこの困惑を解決に導きます。

私は神です。

私は人間でもあります。

世界の中の物事で着飾った人間たちは、

自分の素の姿をその飾りで隠してしまいました。

そうして着飾ることで神に認められ、

その着飾り方では神に近づくことさえ出来ると思っています。

それではいつまでも人間の目が

私に向けられることはありません。

私のことを忘れて、そうでなくても、

まるで他人のように感じています。

そして世界のものでどれだけ質が高く量的に多く着飾るかが、

人間たちの生きる目的になっています。

実際には神など他人事。

役に立たないし、いてもいなくても同じ。

願いを叶えてくれるなら信じてあげてもいい。

少し言い過ぎかもしれませんが、

それが人間の偽らざる気持ちでしょう。

私はそんな人間たちに真実を直に伝えたいと願ってきましたが、

それは私には許されないことなのです。

私はただ黙るしかありません。

それに、黙ることこそが真実を伝えていることになるのです。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。