この美しい世界を見つけたなら(12)
愛とは何でしょうか。
それは分断されているものをつなげる働きのことです。
神は解釈で分断されています。
人間も個人で分断されています。
分断は摩擦を生み出します。
つなげることはひとつになることです。
ひとつになれば、
分断による摩擦はなくなります。
私は摩擦が悪いことだと言うつもりはありません。
摩擦があるから愛がないのだとも言うつもりもありません。
しかし、明らかに分断していくことと
ひとつになることには違いがあります。
それを言いたいだけです。
私はひとりであり、ひとつです。
それが私の真実であり、
それを変えることは決してできません。
分断はひとつの存在の上につくられた幻想のようなものです。
お察しの通り、私は幻想を批判するつもりもありません。
ただ、分断されてなどいないのに、
分断されていると思い込んでいることが、
人間から何かを奪い取っています。
人間にとっての愛とは、その幻想の中にあっても
ひとつという状態が確かにあると知ることなのかもしれません。
ひとつから分断され始めて、それが際限なく分断されて、
それでもひとつなんだと知ること。
それが愛ならば、私とは愛なのだと思います。
私は分断されたことがないからです。
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