愛を求めずにはいられない(12)最終話

創造されたものたちは、

宇宙の中で自由に生きていくことができました。

さらに、存在は宇宙の創造物が、

それ自身の愛の探求によって、

自分自身に還ることも認めていました。

もともと存在だったのですから、

存在に戻ることはとても自然なことです。

それは、私が存在でなかったことなどなかった

ということを意味します。

いつも、私は存在として存在していたのです。

私が身体や心だと思い込んでいたことが、

自分自身への浅い理解だったのです。

私は存在の愛によって、

個人としての私ではなく、

存在としての私に戻っていきました。

そして、すべてが私と無関係ではなく、

それどころか、すべて私によって

創造されていることを知りました。

苦々しい愛の経験でさえ、

それは私だったのです。

創造されたものがどんなものであれ、

私はそれが世界で生きることを許していて、

そこから、まるで自分の家に帰るように、

存在に戻ることを待っていたのです。

これが、私の愛の正体でした。

個人の私に愛が必要だったのは

こういう理由からでした。

私が愛を求めずにいられなかったのは、

すぐ近くにあった自分自身という存在に

気がつくためだったのです。

それから、私個人は存在から再誕生して、

いまも個人として世界で生きています。

私個人は好きなことや嫌いなことがあり、

良いことや悪いことの判断があります。

それでも、私はすべてを創造している

存在であることに違いはありません。

それを否定することなどできません。

もう、愛によってひとつになった

自分を失うこともありませんし、

それが自分ではないと決して言うこともできません。

愛するということもなくなりました。

私は存在するだけで愛であり、

そこで無理やり愛する感情を

起こす必要もなくなったからです。

私は愛することがない愛そのものになったのです。

この世界はすでに存在という愛に満ちています。

私たちはただその愛に気がつく必要があるだけなのです。

愛するという強い気持ちは、

存在という自分の原点に戻る道を照らす光だったのです。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。