梅雨曇の明治神宮
窓から空を見上げると、雨は降っていないと分かりました。いつもの日曜の朝どおりに明治神宮へ。空気は湿っていて少し早足で歩くと薄っすらと汗が出てきます。境内は日曜日の静かな気が満ちていました。小さな子供が私を不思議そうにじっと見つめていたので、目を合わせて微笑んだら、その子も微笑み返してきました。そして次の瞬間には何もなかったように別の方を向いて行ってしまいました。帰りの参道で知らない人からすれ違いざまに「おはようございます」と言われました。えっと思って振り返ったときには、その人の背中はかなり遠くになっていました。
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