生きているという現実の中で(18)

本当の自分は死ぬことがありません。

さらに生まれたことさえありません。


それは完全に静止した時間として、

ずっと私の中に存在してきました。

だから、もちろん輪廻転生することもありません。


私が自分とはこの本当の自分なのだと気づいたとき、

私は大きな輪が回るように循環する世界から自然に離れて、

超然と存在するそれに戻っていきました。


私は自分がこの存在だと知った瞬間、

人間として生きる目的をこの世界で達成したのです。


そして私はそこで全く新しい世界を発見しました。

それは私が全く別の世界に転送されたわけではありません。

今までの世界はそのままで幻だったかのように

消え去るわけではありません。


私がこの新しい世界自体になったとき、

今まで私が生きていた世界と

密接につながっていることに気づきました。


この世界と今までの世界は別々の世界ではなかったのです。

それは見た目は違えど、

全く同じ世界といっても良いかもしれません。


しかし、それは同質の世界ではありません。

この世界を基盤にして、

今までのあの世界が存在していたのです。


本当の自分である私を素材として、

今までの世界のあらゆるものが創造されていました。



つたえつぐ

つたえつぐの一覧。生きているという現実の中で(17) - なぜ、私は今まで生きてきたのでしょうか。それは本当の自分を見つけるためです。もっと違う目的もあると言いたいところですが、それがどんなに正反対の目的であっても、結局は本当の自分を見つけるという目的に戻ってきてしまうと知っています。終わらない生死の循環、絶え間ない転生、そんな出口のない輪から離れて完全な自由になるため、世界にあふれている楽しい人生から離れてでも、その自由を手に入れたいと望む瞬間が訪れるまで、そして、それを自分自身で実現するために、私はこの世界で生きてきたのです。この世界でこれ以上のことがあるでしょうか。この世界ではどんなものでも最後には死んでしまいます。壊れたり、消え去ったりします。もし、この世界に不滅なるものがあるなら、それがどんなものであれ、世界で最も価値のあるものになります。それを見つけることができれば、世界の中でどれだけ素晴らしい発見するよりも貴重なことです。それだけが本当の奇跡といえるものです。実際に本当の自分だけが不滅だといえるものでした。それは何度も自分で確かめることができます。それは壊すことも消し去ることもできませんでした。この本当の自分に行き着いたとき感じたことは、私が人生に求めていたもののすべてがそこにあったということです。そこに何の不足もありませんでした。今までの私が楽しく満たされたいと願っていたのは、私に何かが欠けていたからでした。本当の自分には欠けているものがないため、そこに何も補う必要がありません。この本当の自分が唯一この世界の不滅の存在であり、それを知ることで私は生きる目的を果たしたのです。

空風瞑想

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。