生きているという現実の中で(16)
生きているという現実の中で、
心の中のたったひとつの小道をたどって、
私はその真の存在に気づき、本当の自分になりました。
その本当の自分と今までの自分とは、
驚くほど全く違う存在でした。
本当の自分には動きがありません。
そこには時間もありません。
そのため変化することがありません。
それはひとつしかありません。
分割できないほど小さく、
それでいてすべての世界を包み満たしています。
それは、存在しています。
明確な姿こそありませんが、
何よりも確実に存在しています。
本当の自分を消し去ったり、そこから離れたり、
破壊することはできません。
それは不滅なのです。
それは完全です。
そこに不足しているものがありません。
世界の全ては例外なくこの本当の自分でつくられています。
ということは、すべてが自分だということです。
こんな存在が本当の自分だったのです。
今までの自分とはまったく異質でした。
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