かみむすび(80)道への一歩

そこにたどり着く道は細く険しい。

誰もがそれを目にして行くことを諦める。

その道を行かなくても生きていけるのだ。

わざわざ面倒なところを行くこともない。


だがしかし、私はそこを行かなければならなかった。

その道の先にたどり着かなければ、終わらないのだ魂が。

魂のこの震えを止めなければ、時の車輪に捉えられたまま。

そこで生きながら、必死にそれを回すことになる。


あの道を行けば、そこから解放される。

解放されることに意味はあるのか分からない。

意味がなかったらどう責任を取るつもりなのだ。

私の中の老人がそうかすれた声で叫んでいる。


だが、私はその道に一歩を踏み出した。

自分が自分であるためにその道を行く。

道が私を進ませてくれる。

歩き始めたなら、私がその道になるのだ。


空風瞑想

空風瞑想は真我実現の瞑想法です。瞑想の中で今まで気づかなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。「私は誰か」の答えを見つけて、そこを自分の拠り所にするとき、新しい人自分としての生が始まっていくでしょう。