かみむすび(78)善悪の彼岸

世界の流れは正しい旋律を探している。

それでも間違いの不協和音に渦巻いていることがある。

絶えず善と悪がぶつかって激しく水しぶきを上げる。

そうして世界の流れは曖昧な旋律を重ねているのだ。


生きている躍動の旋律は世界から与えられる。

そこには正しいことと間違っていることがある。

そのふたつが入り混じって、何重にも音を重ねるのだ。

世界はそうして時の流れに音楽を奏でている。


だが世界を超えたところにその旋律はない。

そこは何も動くことのない静寂の世界だ。

動くことがなければ、善悪の躍動は起こらない。

それが自分の中心にある静かなる星なのだ。


そこから世界が生まれて善悪の流れが起こる。

静かなる星はそんな世界の旋律を飲み込んでいる。

そこに善悪のしぶきは掛からず、それを聞いている者がいるだけだ。

聞いている者は善悪の彼岸にいて、その旋律を抱きしめている。


空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。