かみむすび(66)曇った世界

それはひとつだった源から離れていくつもに分かれていった。

分かれるほどに源の輝きが失われ曇っていった。

曇ったものはいくら磨いてもあの輝きを取り戻せなかった。

そして曇ったものとしての最高を目指そうとした。


それは最高に到達したが、曇ったままだった。

曇ったままであることを恥じて、それを隠そうとした。

人工的な光を自分にあてて、光っている姿をつくりだした。

それはそれで美しかったが、次第にその光さえも曇りに覆われた。


この世界で源のあの輝きになることはできない。

この世界が輝きを隠す曇りそのものなのだ。

この世界を離れてこそ、輝きを取り戻せる。

そのためには分かれていった道を逆にたどっていくのだ。


その道の先に輝く源を見つけるだろう。

そこが元々のひとつだった場所だ。

それに触れてひとつに戻るとき、曇りは存在できなくなる。

そして世界の輝きをそこに見るのだ。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で今まで気づかなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい人生が始まっていきます。