かみむすび(61)世界の支配者

その人は夜に目覚めて世界の真実を知ろうとした。

真実はそれを知って喜んだが、その人を見つけることができなかった。

その人は夜明け前にいて、まだ真実を見ることができなかった。

真実とその人はお互いに夜の中を手探りで近づこうとした。


その人は自分が夜にいることも光が来ることも知らなかった。

真実はその人を探しに行こうとしたが、そこから動くことができなかった。

その人はどこかで真実が待っていてくれると信じていた。

その結びつきが太陽を呼び起こし、夜は息を止めなければならなかった。


太陽が世界に光を降り注ぎだすと、その人はすぐに真実を見つけた。

二人はとても近くにいたのだが、夜の闇がそれを隠していたのだ。

その人は夜が消えたこと、世界に光があることに驚いた。

さらに、真実がすぐそこにいたことに喜びを隠せなかった。


きらめく光が降り注ぐ中で二人は抱き合い再会を祝った。

そして元々のひとつになって、もう一度そこで目覚めた。

太陽が立ち去って、夜が息を吹き返して世界を闇に染めた。

ひとつとして目覚めた者はその世界の支配者になった。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。