かみむずび(45)心の旅

私は何かを見つけるために心のなかを旅していた。

心のなかには様々なものが落ちていた。

私はカンガエやカンジョウ、ソウゾウを拾ってポケットに入れた。

それらは輝くものもあり、汚れたものもあった。


輝くものは、私に高みを見せてくれた。

汚れたものは、私を息苦しくさせた。

それらはいつの間にかポケットから消えていった。

だから、私はいつも何かを拾わなければならなかった。


何かを拾っていないと落ち着かない気持ちになった。

ポケットには穴があいていて、そこから拾ったものが落ちていった。

私は心のなかの同じ場所を回っていて、自分が落ちたものを拾っていた。

落ちたものを拾って、穴に空いたポケットに入れていたのだ。


私は心のなかで立ち止まった。

立ち止まって目を閉じて、ポケットをひっくり返した。

ポケットは空になり、それでも私は私でいたのだ。

心の旅はそこで終わって、私は目を覚ました。


空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。