かみむすび(38)食われる者

我が喰われることは仕方がない。

それがこの世界の摂理だということは分かっている。

だが誰に喰われるかくらいは知っておきたいのだ。

願わくば喰われるに値する者に喰われたい。


我は喰らわれて喰らう者と共に生きる。

喰らう者の血肉となって、喰らう者になるのだ。

喰らう者も、また誰かに喰われる。

そうして喰らう者は喰われた者でいっぱいになる。


身体の中は喰われた者で騒がしい。

いったい誰が喰らう者なのか分からないのだ。

我らはいったい誰なのだ。

誰かが身体の中で叫んでいる。


あるとき、我は誰に喰われたのかを知った。

最後の最後、真実に喰われたのだ。

そして、我は真実になった。

喰われる者も喰らう者もそこにはいなかった。


空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。