04:思考の真実について

かつてスピリット・ウェイカーは私にこう語った。


あなたは思考を中心に生きている。そのため、思考が自分だと思っている。思考は人間として生きていくために必要なことだ。だが、本当にあなたは思考なのだろうか。


思考はあなたの人生を導いていく。あなたは思考によって自分の生き方を選択し決定しながら生きていく。その先にあなたが求めているものは幸福だ。あなたの思考は人生の進路を自分の幸福に向けて進めている。


あなたはどうすれば幸福になれるかを思考している。あなたはいつも幸福の途中にいる。そこで一時的な幸福を感じることがある。幸福だと思える経験がある。だが、それが完全な幸福になることはない。


こうすればいい、ああすればいいとあなたは思考するが、そのどれもが一時的で場当たり的だ。だが、あなたはそうすることでしか幸福になる術を知らない。そのため、思考に従って生きていくしかない。


ある日、あなたは思考に違和感を感じる。この思考はどこからともなくやって来るが、果たしてそれを自分と言っていいのかという疑問が起こる。これが人生で決定的に欠けているものは本当の自分自身だと知るきっかけになる。あなたは何をしているか知っているが、誰がそれをしているのかを知らないのだ。


そこであなたは瞑想して世界に向けていた目を自分自身に向ける。そしてそこで本当の自分自身を知る。自分自身がここにいると確信するのだ。そこであなたと自分自身がひとつになる。それは思考と自分との結びつきよりも強いため、思考が自分だという概念を打ち破る。


それでも今まで通りあなたに思考は起こる。それはあなたと本当の自分自身がひとつになっても変わらない。あなたは思考によって自分の幸福を求めるだろう。


ひとつになることで何が変わったのだろうか。あなたは思考が自分自身でできていると知っている。求めていた幸福が自分自身とひとつになったことで完成されたと知っている。そう知ったなら、あなたが世界に何かを求めることも自由になる。


本当の自分自身は何もしない。本当の自分自身は動かない中心のような存在だ。その周りで思考が動いている。あなたという人間としての人生は続いていき、そこで思考は選択と決定を繰り返す。


思考がどんなことを考えても、本当の自分自身は変わらない。もし、この統合によって思考が変わったのなら、それは真実ではない。思考には思考の役割がある。あなたから思考がなくなることが真実なのではない。思考がどうあっても自分自身は変わらないということが真実だ。


人生ではいろいろな問題が起こり、それに対処する必要がある。それは大切なことだ。だが、真実の自分は何かという疑問を忘れずにいることだ。その疑問だけが、あなたを本当の自分という真実へと向かわせてくれる。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。