03:ひとつになることについて

かつてスピリット・ウェイカーは私にこう語った。


あなたはこの人生で神とひとつになることができる。だが、あなたは神とひとつになろうとしていない。神とはあなたの心の中心にある場所のことだ。


あなたは自分の人生で好きなことをしている。それは楽しい時もあり苦しい時もある。そうして生きていくのが自分の人生だと思っている。


あなたが人生で求めることは世界で活動することだ。その活動によって最高のことを手にしたいと願っている。その結果、多くの財産を持つこと、高い能力を持つこと、たくさんの人間関係を築くこと、気楽に毎日を過ごすことができれば、望んていた自分を実現した気持ちになる。


あなたはこの世界で何でもすることができる。そして世界の中で自分の求める最高のことを見つけられれば、あなたはとても満たされた気持ちになるだろう。そうして満たされれば、世界とは自分に幸福を与えてくれる素晴らしい場所だと思うに違いない。


あなたは蜜を求めて花畑を飛び回るハチのように、世界中で満たされるものを探し続ける。そうして活動し続けることが満たされることにつながるのであり、活動をやめた時、あなたは決して満たされることのない世界に陥ると恐れている。そのため、あなたは世界での活動をやめることができない。


あなたが瞑想して身体や心の活動が静まるのを感じるとき、あなたは世界で活動していない自分自身をそこに見る。そこであなたは活動しなくても自分でいられることを知る。むしろ活動していない時の自分こそ本当の自分だと感じる。


そこは自分と神とがひとつになるところだ。あなたは世界で何かをしたいと思っているが、そこにいる自分は何もしていない。何もせずにそこにいるだけだ。そのとき、あなたは神になっている。


神は何もしないため活動がない。神には姿形がなく誰も見ることができない。何の性質もなく何の意図もない。それでも、神は世界の存在を支えている。


神はそんな純粋な存在であるために、世界のすべての素材になることができる。世界の物事や性質、意図になることができる。そして神は神自身という素材がどのように世界で使われても、それを許可している。たとえそれで悪魔が創られても何の抵抗もしない。


神は世界にその身体を投げ出してすべての素材となっているため、どこにでも存在している。あなたが満たされるために探しまわっていた世界はすべて神だったのだ。あなたが世界で探したものは、どんなものでも神でできていた。そして、それは自分自身だった。


あなたは世界の中で神とひとつになろうとしてきた。もし、あなたが物事の表面的なことしか見なければ、そこに神を見ることはない。だが、あなたが活動から離れて神と同じように静まるとき、あなたは心の中で神とひとつになる。


あなたが神とひとつになったとき、たとえあなたが世界で活動していても、自分は静かなままだ。自分の中心は決して活動することがない。


あなたは神というところで活動を見ている。神というところで活動自身になっている。神というところで求めるものは何もなく、神というところで満たされ続けている。

空風瞑想

空風瞑想は忘れてしまった本当の自分を取り戻す瞑想法です。瞑想の中で、今まで気が付かなかった心の新しい扉を開き、静寂でありながらも存在に満ち溢れ、完全に目覚めている本当の自分をそこに見つけていきます。そこを自分の拠り所にするとき、新しい自分の人生が始まっていきます。